2018年春、リニューアルした【日比谷シャンテ】と、グランドオープンする【東京ミッドタウン日比谷】へ、ミューケンズで潜入取材してきました!日比谷シャンテは劇場街のど真ん中という恵まれた立地のため、以前からミュージカルファンにとって重要な拠点の1つでした。そんな日比谷シャンテが開業30週年を記念し、満を持して全てのリニューアルが完成!新しくなった日比谷シャンテを、ミュージカルファン目線でご紹介します。 映画&演劇関連商品の品揃えに自信あり— HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE2017年夏に惜しまれつつ閉店した東京八重洲ブックセンターの跡地にできたのが、『HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE』です。コンセプトは”女性のための本屋さん”。 コの字型のレイアウトの店舗には緑が多く配置され、女性好みの明るくナチュラルな空間が広がっています。 書籍に限らずCD、DVD、Blu-ray、文具、雑貨、そして生花(!)まで、幅広い商品が所狭しと並びます。 イベントスペースやギャラリースペースも新設され、本屋としての楽しみ方の幅が広がりました。見ているだけでわくわくしてくる本屋さんです! ミュージカルファンのたまり場になるであろう映画・演劇・宝塚コーナーは、店舗の最奥にあります。店内マップの左上です。映画棚、演劇棚があるのはもちろん、ミュージカル棚や宝塚棚まであるという充実度。宝塚に至っては、贅沢に5つもの本棚が使用されています。品揃えから本気の宝塚愛が伝わってきますね。 エリア中央部には、日生劇場で2018年5月上演予定の『シラノ・ド・ベルジュラック』特設コーナーが設置され、黒木瞳ロクサーヌの等身大パネルもいらっしゃいました。書籍に限らずミュージカルのDVDやCDも多く取り揃えられているので、観劇前の予習をするのに役立ちそうです。 日比谷の守り神に良席祈願!? — ゴジラスクエア3月22日、日比谷シャンテ前に誕生したゴジラスクエアにて、新・ゴジラ像の除幕式が開催されました。 春の雨がシトシトと降り続く中、そこで奇跡が起きます。なんと、除幕式の開始とともに雨が止んだのです!日比谷の守り神であるゴジラのおかげでしょうか・・・。新・ゴジラ像は早くも伝説を作ってくれました。ローチケHIBIYA TICKET BOXのお隣に鎮座するこの新・ゴジラ像。祈願をすれば良席チケットが降ってくるかも!? ちなみに、旧ゴジラ像は東京ミッドタウン日比谷内のTOHOシネマズ日比谷ロビーにお引っ越しされたようです。 日本版ブロードウェイを目指して — ローチケHIBIYA TICKET BOX日比谷シャンテ前のスタバ跡地に、劇場街らしいスポットが新たに登場しました。その名もローチケHIBIYA TICKET BOX。 ここではローチケで取り扱われている全国のチケットの窓口販売が行われます。 ミュージカルの本場ブロードウェイには、当日券をお得に購入できるtkts(チケッツ)がありますが、残念ながらローチケHIBIYA TICKET BOXでは当日券の取り扱いは現時点ではないそうです(店長談)。 入り口の発券機で整理券を発券し、順番が来たら窓口でチケットを新規購入、もしくは予約済みのチケットを発券することができます。 TICKET BOX内では近隣で上演される演劇関連のフライヤーが無料配布されており、演劇雑誌やゴジラグッズも陳列されています。 チケットに関する耳寄り情報もありました! 「ローチケHIBIYA TICKET BOXでチケットの受け取りをする」という条件付きで販売される特別チケットが用意されているそうです。 例えば、既に販売終了していますが『1789-バスティーユの恋人たち-』の10列目以内保証の良席チケットの抽選販売などがありました。これらは事前にウェブ上で抽選が行われます。 ゆくゆくは本場ブロードウェイのtktsのように、手頃な価格で当日券を購入できるような場所になっていくといいですね。 観劇前の軽食にぴったり — ル・プチメック正面エントランスから日比谷シャンテに一歩入ると、芳ばしい焼き立てパンの香りが広がります。 左手に見えるのはパン、パン、パン、パンの山!こんがり焼けたおいしそうなパンが、これでもかという程積み上がっています。 京都で生まれたル・プチメックは、2016年の新宿店閉店から都内に店舗がない状態が続いていました。日比谷シャンテ店は、ファン待望の東京店となります。 店舗には、白と黒を基調とした落ち着いた雰囲気のイートインスペースがあります。もちろん、パンやドリンクのテイクアウトも可能です。観劇前の軽食にぴったりだと思いませんか? 2018年3月29日までの数量限定で、ゴジラ×ル・プチメックのコラボ商品”ゴジラパン”(380円)も販売されていました。ゴジラの背びれを模した真っ黒なチョコパンに、甘酸っぱいクランベリーが入った大人なテイストのパン。 今回の取材の際は、なんと品切れのため試食のチャンスを逃してしまいました・・・無念! ソワレ後でも間に合います — 添好運(ティム・ホー・ワン)香港で人気の点心専門店 添好運(ティム・ホー・ワン)が、2018年4月8日に日比谷シャンテ別館にオープンします。世界一安いミシュランと称されるレストランの、記念すべき日本初出店の店舗です。 一番人気の商品は、”ベイクド チャーシューバオ”(580円)。メロンパンのような見た目と食感ですが、中身はチャーシュー餡という不思議な一品です。 スタッフさんにおすすめを伺ったところ、”マーライコウ”(480円)という卵の蒸しケーキをご紹介いただきました。本店から代々継承されている特別なタネを使っており、おかずとしてもデザートとしても美味しくいただけるそうです。 本場の点心がお手頃価格で楽しめるこちらのお店は、嬉しいことにラストオーダー22:30、閉店23:00ということで、ソワレ観劇後にも食事を楽しむことができます。日比谷界隈は意外と遅くまで営業している飲食店が少ないので、この営業時間はありがたいですね。 日比谷シャンテは、今後ディナータイムに力を入れていくとのこと。シャンテ地下にも遅くまで営業している店舗が複数あるので、要チェックです! 所在地 東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ 別館1F 電話番号 03-6550-8818 営業時間 11:00~23:00(L.O.22:30) URL http://timhowan.jp まとめ今回のリニューアルで、日比谷シャンテはミュージカルファンにとってより利便性が高い場所になりました。HMVで観劇前に予習を済ませ、ゴジラに良席祈願をして、ローチケでチケットを購入し、ル・プチメックのパンをテイクアウトして劇場ロビーで食べ、観劇後はその余韻に浸りながら添好運(ティム・ホー・ワン)で点心を食べる。これからは、そんなシャンテ漬けの1日を楽しむのもありかもしれません。新しい日比谷シャンテと共に、充実したミュージカルライフをお送りください。 文・らんねえ
フリーライター。2017年の出産を機にIT企業を退職し、フリーライターへ転向。夢は日本のミュージカルの垣根を低くすること。舞台とビールとワインがあれば幸せ。 Twitter https://twitter.com/ranneechan note https://note.mu/ranneechan 撮影・むらかみちあき 雑食系観劇女子。リアクション大きめで、ビックリした顔にビックリされがち。ミューケンみんなでNYブロードウェイに観劇ツアーに行くのが目標。 東京ミッドタウン日比谷が、2018年3月29日にグランドオープンを迎えました。ここではミュージカルファン向けに、たとえ観劇予定がない日でも違った形でミュージカルを楽しめるかもしれない?スポットをご紹介します! 開放的な空間でミュージカルトークを— Q CAFE by Royal Garden Cafeエレベーターで6Fに上がると、かわいいQメガネがずらっと並んでいます。東京ミッドタウン日比谷6Fは、全体が「BASE Q(ベース キュー)」と呼ばれる新しい形のビジネス拠点として構成されています。 その中でコミュニケーションエリアとしての機能を果たすのが、Q CAFEです。Q CAFEは一般利用できるカフェスペース(96席)と、時間貸しワークスペース(48席)の大きく2つに分かれています。 まずはカフェスペースをご紹介。店内には大きな窓から明るい光が差し込み、開放的な空間が広がっています。窓からは日比谷公園が一望できるのですが、よーーーく探すと帝国劇場も見えますよ。 モーニング(500円〜)からランチ(1,000円〜)、ディナーまで、豊富なメニューが揃っています。スタッフさんのおすすめは、”苺とベリー スフレパンケーキ”(1,300円)。ふわふわスフレに仕上げるために、注文から提供まで約20分かかるとのこと。時間に余裕があるときにぜひ。 そしてビール好きの方には朗報です。なんと、Q CAFEではドラフトビールに加えてクラフトビールまで楽しめちゃいます!固定のドラフトビールは”ブルックリンラガー”(750円)と”ハートランド”(600円)の2種類。クラフトビールは全6種類あり、うち4種が日替わりで登場します(各700円)。さらに、上記のドラフトビールとクラフトビールの” 6種飲み比べセット”(1,200円)もあるとか。ビール好きさんはぜひお試しください。 Q CAFEのおいしい食事とおいしいビールで、観劇前※のミュージカルトークに花を咲かせるのはいかがでしょう?※21:30ラストオーダー、22:00閉店なので、残念ながらソワレ観劇後後の利用は厳しいかもしれません。 続いて、カフェに隣接しているワークスペースをご紹介。 ワークスペースは完全予約制で、利用料の中にワンドリンクサービスが含まれます。設備としては電源・Wi-Fiが無料、プリンター・コピー・スキャナーは有料で利用可能です。また、席タイプによってはホワイトボードやプロジェクターも用意されています。 席タイプは、シングル・ボックス・ペア・テーブルの4種類。ペア席とテーブル席を組み合わせることで、ワークショップスペースにもなります(写真はボックス席)。 ビジネス拠点らしく、スマートフォン・タブレット端末でのオーダーや、商品運搬を自動輸送機が行うといったITを活用したシステムも多数導入されています。商品運搬にはシャープ製AGV(Automatic Guided Vehicle)が活躍中。何だか微笑ましい光景でした。 個人作業からミーティングやワークショップまで、多様なシーンに合わせて活用できるワークスペース。こちらのワークショップスペースを使って、いつかミューケンイベントが行われる日もくるかも? 所在地 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷6F 電話番号 03-6205-7206 営業時間 平日8:30〜22:00 / 土日祝日11:00〜22:00 URL http://royal-gardencafe.com/qcafe 最高の空間で最高のミュージカル映画を — TOHOシネマズ日比谷演劇の街日比谷にふさわしい、贅沢なエンタメ施設もできました!TOHOシネマズ日比谷です! 広々としたロビーは高級感があり、落ち着いた雰囲気が漂っています。こちらの写真はロビーを360度カメラで撮影したもの。どうやら合歓(ねむ)の広場にいた旧ゴジラは、映画館のロビーにお引っ越ししていたようです。 今回の取材では、都内でも最大規模の席数495席を誇るスクリーン1を内覧させていただきました。プレミアムシアターということで、客席の中央部分には”プレミアボックスシート”と”プレミアラグジュアリーシート”が設けられています。 こちらはプレミアボックスシート。黒い革張りで高級感があります。 チケット代+1,000円で利用可能。 そしてこちらがプレミアラグジュアリーシート。適度な柔らかさで、座ると全身が包み込まれます。リクライニングできる点が、プレミアボックスシートとの大きな違いです。チケット代+3,000円で利用可能。 実際に一般シートにも座ってみました。前方の人と頭の位置が被らないように工夫された配置になっており、何より客席全体の傾斜がものすごいので、視界が遮られるということが一切ありません。 こちらの映画館は基本的にはミッドタウンの4F・5Fが使われていますが、スクリーン1の前方席においては3F部分まで使う構造になっているそうです。それほど急傾斜な客席になっているということですね。 大きなスクリーン、高品質な音響、ラグジュアリーなシート。こんな贅沢な空間でミュージカル映画を観ることができたら最高ですね。 今後のミュージカル映画の公開に期待しましょう! あなた好みのミュージカルプレイリストを— Billboard cafe & diningBillboard cafe & diningは、「音楽と心地よい時間へのこだわり」をコンセプトにした空間となっています。店内の至る所に、ビルボードライブの運営で培ったノウハウが活かされているそうです。 ビルボードらしく、おいしい食事をいただきながら高音質のBGMを楽しむことができます。音響・照明システムも充実しているので、ライブやパーティーなどのイベントにも対応しています。 そして、Billboard cafe & dining の最大の特徴は4つの完全個室!それぞれの個室には異なるハイエンドオーディオシステムが設置されています。 共通しているのは、お好みのプレイリストを選んで聴くことができるということ。さらに、専用タブレット端末で店舗BGMアプリ『OTORAKU』を使えば、その場であなた好みのミュージカルプレイリストを作ることもできるのです。USENが提供している300万曲と同等の楽曲が配信されているので、ミュージカル楽曲もある程度網羅されています。 好きなミュージカル作品縛りもよし、贔屓のミュージカル俳優縛りもよし。お気に入りのミュージカル楽曲を流しながらミュージカルについて語らうことができるなんて、めちゃくちゃ素敵じゃないですか?ミュージカルオフ会の候補店として、ぜひご検討ください。 所在地 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷3F 電話番号 03-6273-3355 営業時間 ランチ11:00〜15:00 / カフェタイム15:00〜17:00 / ディナー17:00〜23:00 URL http://www.billboard-live.com/cafe まとめおいしいものを食べながらミュージカル談義をしたり、TOHOシネマズでミュージカル映画を鑑賞したり、イベントスペースでミュージカルワークショップに参加したり・・・。たとえ観劇予定がない日でも、日比谷に来ればミュージカルに浸ることができそうです。東京ミッドタウン日比谷を中心に、”日本版ブロードウェイ日比谷”をどんどん盛り上げていきましょう! 東京ミッドタウン日比谷Webサイト https://www.hibiya.tokyo-midtown.com 文・らんねえ
フリーライター。2017年の出産を機にIT企業を退職し、フリーライターへ転向。夢は日本のミュージカルの垣根を低くすること。舞台とビールとワインがあれば幸せ。 Twitter https://twitter.com/ranneechan note https://note.mu/ranneechan 撮影・むらかみちあき 雑食系観劇女子。リアクション大きめで、ビックリした顔にビックリされがち。ミューケンみんなでNYブロードウェイに観劇ツアーに行くのが目標。 |
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